この一見ごく普通な家の中が想像を絶する素敵なインテリアで埋め尽くされているなんて想像できますか?
2014年、カナダのトロントにある一軒の家が売りに出されることが決まりました。この家の主は96歳のおばあちゃんでしたが、高齢のため独り暮らしが難しくなった事から施設で暮らすことになり、住み慣れた家とも別れを告げる時が来ました。
カナダが第二次世界大戦中だった頃に24歳でこの家に引っ越して来てから72年間もの間、少しずつ手を入れて自分の大切な空間を仕上げたそうです。
玄関から一歩、家の中に入るとそこには外観ではイメージできなかったノスタルジックな夢の世界が広がっていました。現在では手に入らないビンテージな家具や小物類が整然と配置されています。
センスの良い調度品が計算されたかのように完璧にレイアウトされ、この家を訪れた人を歓迎する為に見事にコーデネイトされています。
可愛らしいピンクでまとめられたキッチンも手入れが行き届いて清潔感がありますね。
窓辺のコーナースペース、ここでは朝食や午後のお茶を楽しんだのでしょうか。至る所にピンク色が使われ、女性的な優しさが溢れているようです。手前にあるワイヤー製のガラステーブルはとても貴重なビンテージもの。
元々裁縫関係の仕事をしていたという女性はインテリアにも興味があり、個性的な自分スタイルを表現したかったそうです。
クラシカルな家具に囲まれ、とても落ち着いた雰囲気のダイニング。
コンパクトにまとめられ、清潔感を保ちながらも楽しい感じのバスルーム。リネン類もピンクで統一され、とても暖かい雰囲気です。
よほどピンクが好きなんですね。女性らしくやさしい色合いでまとめられたマスターベットルーム。
地下室にはバーカウンターまであります。ゆったりとした時間を過ごせそうな空間がお見事。