引用元:boredpanda
Su ブラックウェルは、2003年に王立芸術カレッジを卒業後しました。日常的に使われてきた古い布や木、また珍しいキャンバスとして本を使ってメルヘンチックな彫刻を作成するイギリスのアーティストです。
彼女は平らな本のページを三次元のオブジェクトに変換し、不思議な世界観によってイメージされた全体の情景を本のページを使って立体的に表現しています。
本を切り刻むなんて怒られるかもしれませんが、彼女はいつも中古の本を取り扱う本屋でトレジャーハンターのように本を発見し、最初にそれらを少なくとも1～2回読んでから作品作りの素材として大切に使用しているそうです。
彼女の最新のシリーズ『居住』は民話により引き起こされたイメージを具現化しています。この文学的なシリーズを刻むとき、彼女はインスピレーションのもととして実際に民話に関する本を使っています。
それらの作品では、木製の小さな別荘、木のコテージ、燈台およびそれらに住み生活する中で、夜になり灯りを点けた情景までもライトアップする事で孤独で殺風景な景色から実際の生活環を再現しようとしているところに作品の特徴があります。
これらの作品を作り上げるには想像力と物語を具現化する手先の技術も必要ですが、なにより根気と長い時間を作品にかけるアーティストとしての強い意志が必要になります。
単に視覚的に刺激のある彫刻を製作しているように思われるかもしれませんが、彼女は由緒ある物語を中心に選び独特な解釈により、このようなミニチュア世界を忠実に構築しています。
Above: To Kill a Mockingbird
一見、大きな作品に見えますが実際には本そのもののサイズが基本となっており、両ページ及び片方のページに収まるサイズで立体造形物を創るなんてスゴ過ぎですね。
暗い中でのライトアップされた作品も良いですが、この作品のように明るい場所で見ている作品もディテールや発色が明確になり、とても素敵なアート作品であることが分かります。
Field Guide to Wild Flowers (XI)
彼女は日常的な物から複雑な美術品を作ります。そして、服と本を素晴らしい3次元形に変えます。手術用のメスを用いて、木とガラスの箱（陰謀の博物館で見つかるビクトリア朝の遺物のような）で明りで輝いているミニチュア・ジオラマをつくるために、彼女は本のページを切って接着します。
The House in the Oak Tree
