引用元:MY MODERM MET
オランダ人アーティストであるロサ・デ・ヨングは、マイクロサイズの建物や小さなツリー、アリよりは大きい完全な構造物を造り、細いガラスの試験や透明チューブの内側に収めて極小世界を構築します。
素材はとてもユニークでカリブ海のキャンプ場の砂やモニュメントバレーの岩、または彼女の飼っている猫から持ち込まれる小枝などを上手にアレンジし、試験管という限られた狭い空間の中に不思議な環境を閉じ込めます。
それはどうやって中に入れたのか不思議になるボトル船に匹敵する構造物もあり、そのほとんどの家が段ボールで作られているそうです。
オブジェクトが上向きと下向きの両方同時に成長し、一見すると空気中に浮いているように見えるので、まるで何かのサスペンションのように重力で遊んでいるような錯覚を起こします。
マイクロマターと題した彼女のシリーズは、私たちが普段家や建物と呼んでいるものが世界全体と比較してどのくらい小さいものなのか表現しています。
作品を完成させるためには、個々の試験管には1日以上かかるとの事。
「作品を造るにあたり、最初は何も計画されていません。私は、試験管に何を入れるか手を動かしながら考え、時々は途中で変化させながら外から見て面白く楽しめる景色を想像しながら作っています。」
「私の作品の方向性は未知数であり、これからも多方面からのアプローチで多くの表現方法があると思っています。」と彼女はCityLabとのインタビューにおいて語っています。