この保護された直後だ思われる写真を見て、あなたはいったい何の動物かわかりますか?
子犬のようにも見えるけど・・それにしても泥が固まってしまっていてとても可愛そう。
ビニールの紐のようなものまで身体に巻かさっています。
英国ロンドン郊外のカナリーワークの都市建設現場で、ある作業員が深い穴の中で立ち往生している泥だらけの動物を発見し保護しました。
おそらく水の溜まった穴に落ちて閉じ込められ、必死に外に出ようともがいたため泥だらけになってしまったのでしょう。身体の一部は石のようにカチカチに固まってしまっています。
発見された時、その身体全体を覆った泥により窒息または低体温に近い状態になっており、この小さな生き物が助かる望みは薄いように思えました。
すくに治療のために“南エセックス野生生物病院”に運び込まれました。
病院のスタッフが彼の身体を覆っている泥をかなりの時間をかけて慎重に手際よく洗い流すと、そこに現れたのは何とも美しい赤毛の子ぎつねでした。
病院のスタッフはこの小さな患者に“Muddsey”という名前をつけて愛情をこめて手当しました。元々の姿と元気を取り戻した“Muddsey”は、とてもイケメンな生まれて4ヶ月の子ぎつねだったのです。
今“Muddsey”は野生に戻る準備ができています。